あなたは会社に所属して上司に命令されながら働くよりも、自分で全て決断しながら仕事をしたいですか?

あなたは何もしないでお金を手にするよりも、自分でしっかり働く充実感を持ちながらお金を稼ぎたいですか?

少しでもそう思ったあなたには、「自営業者」になるという選択肢があることをお伝えします。では自営業者になるにあたって、あなたが知っておくべき4つのことを今から解説します。

自営業者とは読んで字のごとく、自ら営むことを生業にしている人のことを指します。自分で事業をしている人のなかには法人として会社を作っている人もいますし、自分で事業をしているが会社を作っていない個人事業主も含まれます。フリーランスは会社組織に属さず、個人で仕事を受けている働き方のことを意味します。

1.自分の人生を比較的コントロールできる

自営業者は仕事内容、休み、働く場所などを自分で決めることができるます。会社組織に属して誰かに命令されながら従業員として働きたくないという人には自営業的な生き方は向いています。 全ての責任を自分で引き受けなければならないリスクはありますが、会社や他人に自分の人生を振り回されることは少ないので、自分の人生を自分でコントロールできる充実感があります。

自営業者を目指す人たちの想い
  • 自分の好きなことを仕事にしたい
  • 人に命令されて働くたくない
  • 従業員の収入では満足できない。自分で働いた分だけの収入がほしい

ただし、自営業者は自由度が高い分、自らの失敗は全て自分の責任になり、事業がうまくいかなければ大変苦しい状況になることは覚悟しておく必要があります。従業員として働いている時は自営業の人が自由で楽しそうな感じに見えることもありますが、実際自分一人の力で事業を運営してみると思ったほど楽ではなく、むしろ事業を軌道にのせるまでの大変さや忙しさを感じることもあるでしょう。

2.大きく稼ぐことも可能

お金をたくさん稼ぎたいから従業員から自営業者になる人も多いです。確かに、一定の金額を以上もらえない従業員よりは自営業者は人を雇ったりもできるので、大きく稼ぐことも可能です。

従業員の立場だとどんなに頑張っても収入が上がらない、上がっても年に数千円、1万円ということもあります。けれども、自営業者の場合は自分が働いた分だけあるいは働いた以上にお金を稼ぐことが可能です。

ただ、ビジネスオーナーや投資家ほど稼げるかというとそこまで自営業者は稼げません。もちろん、事業内容によって稼げる金額は変わってくるので一概にはいえませんが、一般論として稼げる順番を挙げるとすると下記の通りではないでしょうか。

・従業員<自営業者<ビジネスオーナー<投資家

自営業者はあくまで労働収入なので、自分が働かないと会社が回らなくなります。ビジネスオーナーや投資家は権利収入です。権利から得る収入に上限はないのです。従業員や自営業者には収入に一定の限界があります。

自営業はラクですか?

登場人物B

自営業はラクですか?自分が社長だからいろいろ自由に決められるし、好きなことを仕事にできれば、楽しくてラクな感じもするんですけど…。

登場人物A

楽しそうなイメージの自営業者は事業が成功している場合の話じゃないかな、少なくとも。事業が軌道にのるまでは自営業者は休みもなく働かならなきゃいけないこともあるし、とっても大変です。サラリーマンとして会社に雇われてたときのほうが、まだラクだったと思うときもあるんじゃないかな。

登場人物B

なるほど。ちょっと私の考えが甘かったですね…。ラクしたいという気持ちは悪いとは思わないですけど、ラクするための努力が必要でしたね。

自分自身がどういう仕事をしたくて、どういう働き方をしたいのかを考えると、ラクとかラクじゃないという発想から抜け出せます。どんな仕事でも、自分がやりたい仕事の中にも、「面倒くさいこと、大変なこと」は出てくるものです。どんな仕事にも大変な部分があるのなら、自分が納得する形で仕事ができればマイナスな面についてあきらめもつきます。「トータルでこの仕事は大変だけど、自分は好きだし、面白いんだよね…」と言えるような仕事の仕方をしましょう。

収入が不安定

自営業者は収入が不安定です。私自身も従業員の立場と自営業者の立場をどちらも経験しているからわかるのですが、サラリーマン時代は毎月、決まった金額がもらえるのですが、自営業者になるとものすごく稼げる月もありますし、大幅に稼ぎが減少することもあるのです。この収入の浮き沈みに慣れるまでストレスがたまりました。一喜一憂せず、できることをコツコツ毎日こなしていくことが重要です。

安定している企業は不安定で、 不安定な企業は安定していると心得よ。

小林 宏治(日本の実業家:元日本電気(NEC)社長、会長。)

3.自分の時間と労働力を切り売りして稼いでいる

自営業者のデメリットとしてよく言われるのが、自分の時間と労働力を切り売りして稼いでいるという指摘です。例えば、従業員を雇わずに自分1人で働いてる自営業者は自分の時間を費やして働かないと収入が入ってきませんし、病気をして長期間働けなくなったら収入がなくなってしまいます。

自営業者は自分の時間を費やして労働するので、自由になる時間も多くはありません。本当は休めたとしても、もっと働いて会社を大きくしたいとか、いつ収入が途絶えるから働かなければ…と過度に働いてしまうこともあります。

自分1人で働く自営業者の場合は収入にも限界がありますが、従業員を雇えば自分の労働力や時間の切り売りをある程度減らすことができますし、収入もアップします。

ただ自営業者の場合は、人に任せるのがあまり好きではない「自分が働きたいプレーヤー型」の人が多いので、本人が好きで働いている場合も少なくありません。他人からみれば時間や労働力を犠牲にしているように見えても、本人が好きでやっていることなので本人は幸せを感じています。

4.個人の能力が従業員より必要になる

自営業者は個人の能力が非常に重要になります。もちろん従業員として勤めている時でも仕事ができる能力は必要ですが、自営業者は基本的に自分が主体的に働かなければお金を稼げないのです。あまり能力のない人でも従業員として会社に属していれば、最低限の給料はもらえます。

そして職種にもよるので一概に言えないのですが、個人の能力として人望、人脈、トークスキルなどで人を巻き込む力、総合的な人間力が必要になることが多いでしょう。人間として魅力的な人物になっておくことが自営業者には必要です。従業員の場合は会社が大手だと、会社の看板が使えるので商談がうまくいくこともあるでしょう。でも、それはあなたの能力ではなく会社の力でうまくいっているのかもしれない…という自覚をしておく必要があります。

従業員から自営業者になるときは、客観的に自分の能力を精査する必要があります。わけもわからず、とりあえず会社をやめて自営業者になっても、うまくいかない可能性も十分あります。自分の強みは何なのか?会社組織に属している従業員時代にスキルアップしておくことで、独立して失敗する可能性を低くしましょう。

今回のまとめ
  • 自営業者は仕事を全て自分でコントロールしたい人に向いている
  • 自営業者は自分の労働力と時間を切り売りして、お金を稼ぐ
  • 従業員から自営業者になる場合は、自分の能力を十分に高めておこう
  • 自営業者は収入に波があるので覚悟しておこう
  • 将来的にビジネスオーナーや投資家を目指すのであれば、自分がやらなくても良い仕事はなるべく、人に仕事を任せることを覚えよう。

ここまで、自営業者になるために必要なマインドの一部をご紹介しました。自営業者の世界を理解することで、今あなたのいる世界を再認識したのではないでしょうか。